研究集会名 :第1回公共民俗学研究会ワークショップ
日時 :2010年5月8日(土)14:00~17:30
場所 :東京大学東洋文化研究所第一会議室(3階)
発表者とタイトル:
14:00~16:00 発表者:菅豊(東京大学東洋文化研究所)
「公共民俗学の射程―現実社会に対応する民俗学を創成するために―」
〔内容〕
日本の民俗学は、その学問の初発に「学問救世」という実践的目標を掲げてきた。また、古くから多くの民俗学研究者が国や地方公共団体などの公共部門において、社会と密接に関わる実践活動に携わってきた。しかし、後年のアカデミズムの浸透に伴い、実践的目標と活動は軽視され、それは現実社会の問題とは乖離した学問になってしまった。本研究会は、そのような日本の民俗学を現実社会に引き戻し、民俗学と社会や人間との関係性を再考し、「学問の公共性」を眼目とした新しい民俗学の方向性を創成するために結成された。
本発表では、現代市民社会に対応する民俗学の「転回点」を生み出す、新しい「公共民俗学(Public Folklore)」の可能性と課題について検討する。
16:00~17:30:討論
主催/共催 :公共民俗学研究会、科研「市民社会に対応する『公共民俗学』創成のための基礎研究」グループ、東文研班研究「東アジアにおける「民俗学」の方法的課題」研究会
問い合わせ先:参加ご希望の方は事前申し込みが必要です。申し込みは東京大学東洋文化研究所・菅豊(
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/faculty/index.htmlに菅のメールアドレスが記載されています)までお願いいたします。
その他の情報:
※当日は会場建物の扉が休日施錠されているため、事前に申込された方以外は入構できませんのでご注意ください。
※事前申し込みされた方には、入構のご案内を差し上げます。