【日】西澤治彦:《中国食事文化の研究》
作者: 西澤治彦
出版社: 風響社
副标题: 食をめぐる家族と社会の歴史人類学
出版年: 2009-12
页数: 784
装帧: 精装
ISBN: 9784894890237
内容简介 · · · · · ·
中国料理は、その多様さのみならず、医食同源やマナーなどに中国人の生命観・世界観を映し出す巨大な文化複合である。本書は、特に食事の仕方に焦点をあてながら、中国食文化の体系を歴史人類学的に精緻に分析した貴重な論考。
作者简介 · · · · · ·
西澤治彦
1954年生まれ
武蔵大学人文学部教授
主要著訳書:『東南中国の宗族組織』(弘文堂、1991、共訳)、『アジア読本・中国』(河出書房新社、1995、共編)、『中国映画の文化人類学』(風響社、1999)、『大地は生きている─中国風水の思想と実践』(てらいんく、2000、共編)、『中国文化人類学リーディングス』(風響社、2006、共編)、『中華民族の多元一体構造』(風響社、2008、共訳)
目录 · · · · · ·
まえがき
凡例
●第一部 食事方法の歴史的展開
第一章 序論
一 先行研究の概要
(1) 食事活動の分類と人類学における食事文化研究
(2) 中国食事文化の研究
二 方法論上の諸問題
(1) 方法論上の諸問題
(2) 歴史人類学的アプローチについて
三 中国料理の歴史的展開と特徴
(1) 中国料理の歴史的展開
(2) 中国料理の特徴と中国人の嗜好
第二章 食事方法の歴史的変遷
一 古代における食事方法
(1) 座法と座具の変遷
(2) 食台の変遷
(3) 食器類の変遷
(4) 画像石、壁画に見る古代の座具と座法、及び食台と食器
(5) 座順と食事作法
二 唐宋以降の大転換
(1) 座法と座具の変遷
(2) 食台の変遷
(3) 食事作法の変遷
第三章 宋~明代の宴会儀礼
一 宋元代の宴会儀礼
(1) 宋代の宴会
(2) 元代の宴会
二 明代の宴会の手順と儀礼
(1) 史料について
(2) 四人の著作から
(3) 明代の宴会儀礼──分析と考察
三 通史の中の明代の宴会
(1) 清代の宴会の手順との比較
(2) 明代を通しての変化
(3) 明末の消費社会の成立と儀礼の精緻化
第四章 清代~中華民国期の宴会儀礼
一 宴会の手順と儀礼──文献から
(1) 史料について
(2) 宴会の手順と儀礼──文献から
二 宴会の手順──整理と分析
(1) 招待状の通知
(2) 部屋の飾り付け
(3) 出迎えから着席まで
(4) 食事中の作法、及び収卓
三 食卓と座順の歴史的展開と宴会儀礼
(1) 食卓の歴史的変遷について
(2) 座順の変遷について
(3) 宴会儀礼の定型化の意味するもの
●第二部 同時代中国の食事方法
第五章 家族制度と日常の食事──民族誌から
一 誰が作るのか
(1) 誰が作るのか
(2) 拡大家族の中における役割分担
(3) 女性のライフサイクル
二 どこで食べるのか
(1) 食事の場所
(2) 誰と食べるのか
(3) 商家の場合
三 分家後の父母の食事の世話
(1) 一九三〇年代の河北、山東の農村における情況
(2) 一九五〇─七〇年代台湾の農漁村における情況
(3) 社会主義革命及び改革以降の中国本土における情況
第六章 同時代中国の食事方法──参与観察を中心に
一 食卓と食器類の分類と分析
(1) 食卓と座法
(2) 食器類
(3) 箸
二 食事方法に見える特徴
(1) 食器の扱い方
(2) 食卓の上に食べかすを置くことについて
(3) 外で食べることについて
三 現代の宴会と食事方法の構造的特徴
(1) 現代の宴会の手順と儀礼
(2) 食事方法の構造的特徴
第七章 考察
一 食事を通して見た家庭内の人間関係と共食単位
(1) 家庭の食事システムと家族形態の展開
(2) 「共食単位」の通文化的比較
二 中国人の宴会と中国社会の構造的特徴
(1) 中国人の宴会
(2) 中国社会の構造的特徴と宴会
三 食事方法の歴史的展開と食事コードの組み替え
(1) 食事方法の歴史的展開
(2) 食事方法をめぐる諸問題
(3) 結語
あとがき
引用・参考文献リスト
索引(事項・人名・書名)
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